単行本発売記念企画
高橋留美子先生太鼓判!
『17歳の塔』藤沢もやし&生粋の女子校育ち担当編集が、
女子校と『17歳の塔』を語りつくす!!
Kiss LIVE!

「ハツキス」にて好評連載中の『17歳の塔』
著者の藤沢もやしさんの、ハツキス新人マンガ賞大賞受賞作にしてデビュー作
『ファムファタルと昼食を』は、ハツキスHP上にアップされるやいなや、
Twitter上で大きな評判となりました。
その新人離れした高い実力を認められ、デビュー決定。
初連載作となる『17歳の塔』は、 ついに単行本1巻が発売されることとなりました。
第1巻の発売を記念して、作品の魅力を更に広く知ってもらうべく、対談を決行!
高橋留美子先生が太鼓判を押す作品の魅力に迫ります。
(高橋留美子先生のコメントは記事末に記載しています。)


そもそも、『17歳の塔』とは…

舞台は中高一貫の女子高・2年3組。
主人公の高瀬理亜は、美人で学校内でひときわ目立つ存在であり、
クラスの頂点に君臨している。


『17歳の塔』
『17歳の塔』
そんな時、クラスの冴えない少女・小田嶋美優が理亜のグループにやってくる。
自分に心酔して何でも言うことを聞く小田嶋を心地良く感じ、側に置こうとする。


『17歳の塔』
ところが、徐々に生徒会などの活動に力を入れ、理亜の誘いを断るようになってくる小田嶋。

『17歳の塔』
怒りを感じた理亜は、小田嶋を仲間外れにしようと画策する。

『17歳の塔』
そんな時、小田嶋が彼氏と思わしき人物と一緒に登校してきて…!?

『17歳の塔』
火花散る2人の関係、事件により景色を変えるクラス内のパワーバランス、
そして息をのむ展開に目が離せない!!
ひとつの教室をそれぞれの視点から鮮やかに描きだす、衝撃の青春群像劇!


第1話のお試し読みはコチラから!
『17歳の塔』作品紹介ページ 無料お試し読みもあります

『17歳の塔』第1巻には、第1回ハツキス新人賞大賞を受賞し、Twitter上で
大きな話題となった伝説の読み切り『ファムファタルと昼食を』も収録されています。

『ファムファタルと昼食を』無料お試し読み

藤沢もやしさんに直撃インタビュー!

女子校、それは入学したことのない者にとっては未知の世界…。
中高共学でのんびり過ごしたという藤沢さんと、中高6年間女子校という生粋の
女子校育ち担当編集・ツチが「女子校」、そして『17歳の塔』について熱く語る!


藤沢もやし
2015年、ハツキス新人マンガ賞大賞を受賞した
『ファムファタルと昼食を』でデビュー。
高橋留美子先生のアシスタント経験あり。
体が貧相。(本人談)
藤沢もやし

――女子校あるある① 責任感が強い?

藤沢:
友達の女子校育ちの子は、やっぱり責任感が強いイメージでしたね。
自分のやる範囲のことはちゃんと自分でやる、みたいな。


ツチ:
それは女子校育ちの特徴だと思います。やっぱり男子がいない分、全て女子がやる
世界なんですよね。クラスや学校のリーダー、重いものを運ぶ、身体をはって笑いを取る、
全部女子の役割です。全部自分でやらなきゃ!という自主独立感が強くなると思います。
自分のことは自分で、という。


――女子校あるある② 共学出身の女子にビビる

藤沢:
共学出身の女子と触れ合う機会はありましたか?


ツチ:
大学に入ってからですね~。


藤沢:
違いは感じるものなんですか?


ツチ:
男女グループでいる時の振る舞いはやはり、全然違いますよね。
共学出身の女子は、「正しい振る舞いが分かってる」という感じです。


藤沢:
サラダ取るとか?


ツチ:
そういうステレオタイプ的なものにまとめちゃうと誤解を生むんですけど…、
でも、サラダを取ってくれるとかって気遣いなわけじゃないですか。
男性といるときの女性である、という意識の強さを感じました。
それが正しいことかは分からないですが、女性であることを自然と引き受ける、
みたいな…


――女子校あるある③ 男子に「ありがとう」って言えるかどうか

藤沢:
私は、ずっと共学でしたけど、女子っぽいことはできなかったんです。
例えば、荷物を「持って~」とか、そういう子を見て「すごいな~」と
思うほうでした。


ツチ:
じゃあ、藤沢さんは自分が重い荷物を持っていて、男子が「重いじゃん、持つよ~」
とか言ってくれたら、どうするんですか?


藤沢:
それは「ありがとう~」って言いますけど、でも「持って~」はないですね。
そこはちょっと違うじゃないですか。


ツチ:
女子校での線引きは、そこで自然に「ありがとう」と言えるかどうかに
かかっている気がします。


藤沢:
えっ!?!?


ツチ:
女子校出身者は、「えっ、いやいや、自分で持ちます」ってなるんですよね。


藤沢:
それは、なんでですか?


ツチ:
優しくされることに慣れていないので申し訳なさと、あと女子だからって
ナメないでくださいというのが半々という感じでしょうか。


藤沢:
つまり、「持って~」と言うかどうかではなく、自然と「ありがとう」と言えるか
どうかが分かれ目になってくるわけですね。


――着想のキッカケとは?

藤沢:
高校の頃、あまりに女子の友達関係が辛くて。でも、いじめがあったわけでは
ないんです。みんないい子で、ちゃんとした子ばっかりだったんですけど、
そうはいってもグループはあるんですよ。そして仲良い・仲良くないは水面下で
ちょっとあるわけです。それを考えると、誰に何を思われてるか想像するのが
凄く怖かったんです。高校では楽しいこともたくさんありましたけど、未だに
思い出すのは辛かった時のことばっかりなんですよね。


ツチ:
それって、わかりやすいことではないんですよね? つまり、誰かに無視されたとか…


藤沢:
もちろん、そんなにわかりやすいことはありません。でも、この子ちょっと
やだなってピリッと思うことってあるじゃないですか。そういうのを、「あっ、
私もこの子に思われてるんだろうな」とか「あっ、この子、気が合わないな」とか、
そういうことを気に病むのが本当に嫌だったんです。みんなこういう気持ちは
どうしているんだろうって、絶えず疑問に思ってました。


ツチ:
その思いが、作品を作るきっかけになったんですね。


藤沢:
私自身は、高校生の時が一番がんばってたと思うんです。いじめとか大げさな
ことと戦っているわけじゃなくても、がんばってる子ばっかりだと思うんです。
でも、その他愛のない日常の人間関係にどれだけ神経をすり減らし、がんばって
るかということを、あまり「私、がんばってる」って言わないなって思ったん
ですよね。それが最初です。


ツチ:
その人間関係のがんばり、名前がつけられなくないですか?
表現する言葉がない気がします。


藤沢:
みんなそれについて語ろうとしない。そういうことあったよね~ってあまり言わない。
でも私は、それで一日嫌な思いをしたりした記憶が確かにあるんです。そういう
形容し難いなにかを描いてみたかったのかもしれません。


ツチ:
あまり友達とも話す機会がないようなことなので、物語にするのは難しくないですか?


藤沢:
基本的には、こんなことあったな~ということを描いているつもりです。
漫画ですから、絵的に分かりやすくなるようにということで塔をモチーフに
描きましたけど、普段あるようなことをベースに描くことを心がけています。


ツチ:
名前はつけられないけれど、みんながなんとなく感じていること、でも深く
語ったことがない部分を漫画で表現しようとしているんですね。


藤沢:
漫画なので、引きの強い絵にするため、あえてショッキングに描いちゃうことも
あるんですけど、実際にあるあるということを描いていけたらなと思ってますので、
これからもよろしくお願いします!


ツチ:
よろしくお願いします!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

最後に、『うる星やつら』『犬夜叉』など、数々のヒット作を生み出し
続けている高橋留美子先生より、『17歳の塔』についてコメントを
いただきましたのでご紹介します!


誰もがみんな、こんな感情に出会った事があるはず。
作り笑顔も虚勢も嫉妬も、彼女たちの気持ちが切なく、そしてリアルに迫ってくる。 「今はキツくても、しのぎ切れ」とエールを送りたい。
藤沢さんの、荒々しくも豊かな表現力に感嘆する。


高橋留美子


『17歳の塔』
「17歳の塔」(1)藤沢もやし
「17歳の塔」はハツキスで大好評連載中です!!

『17歳の塔』作品紹介ページ 無料お試し読みもあります

『17歳の塔』購入する