「ホタルノヒカリSP」第5巻  発売記念!!
緊急「ジャニオタトーク」 第3弾!!
漫画家・阿弥陀しずく×ひうらさとる
「ドルオタヒロイン漫画の作者が、アイドルを語る!」
Kiss LIVE!

アイドルオタクのピュアな恋模様を描く『ホタルノヒカリSP』5巻発売を記念し、
もうひとつのドルオタ漫画『からっぽダンス』の阿弥陀しずく先生との対談が実現!!
ジャニーズファンである両氏の濃ゆ~いオタ話を公開しちゃいます♥


Profile
阿弥陀しずく(あみだしずく)

女性漫画、BLなどで活躍中。ストーカー警官×ドルオタ女子の恋模様を描いた「からっぽダンス」が全4巻で完結。自身も長年のジャニーズファンで、特にKinKi Kidsの堂本光一推し。
Twitterアカウント @yokoAnzukko
阿弥陀しずく(あみだしずく)

ホタルノヒカリSP

『ホタルノヒカリSP』5巻 P.37より

ひうらさとる
よくアイドルオタクの女性漫画で一緒に取り上げられることが多かったので、
お話を聞きたいと思って今回「ドルオタ漫画対談」をお願いしました!
どういった経緯から『からっぽダンス』は生まれたのですか?


阿弥陀しずく
もともとジャニオタを描く予定ではなく、打ち合わせでも「地味OL」という
設定くらいしか決まっていなかったんです。でも、それだけだとキャラが
つけづらいなと思って…。
「『見た目悪くないけど、会社では地味』って子が、アイドルのうちわを
押し入れに隠してる」
っていうキャラができあがりました。でも、オタクである
部分がここまで発展していくと思っておらず、ネタとしてちょいちょい挟もうかな、
というぐらいの設定でした。


からっぽダンス

『からっぽダンス』1巻 P.26より

ひうらさとる
途中からは彼氏の久我さんがアイドルの尚也に会ったり、アイドルオタクの設定が
生きてますよね。


阿弥陀しずく
あれは担当さんのアイディアで…。

阿弥陀さん担当編集:
私も少しだけKAT-TUNの亀梨くんファンなので、「こんなエピソードがあったら
うれしい」ということをぶつけさせていただいています(笑)。


阿弥陀しずく
私はジャニオタをこじらせすぎてるので、普通の人がどういうことで驚くのか
わからないんです。だから、担当さんの反応を見て、そういう感覚を漫画にしています。


ひうらさとる
一度ハマってしまうと、今までの私は何をやっていたんだろうと思いますよね(笑)。

阿弥陀しずく
過去の己を殴りたい(笑)。
ただただテレビを見流していた時間がもったいなくて…。


ひうらさとる
意識せずに見ていて、みんな同じに見えていたんですね。
今は「「「「(当時の自分は)バカなのか!?!? フシアナか!?!?」」」」
って思います(笑)。


ジャニオタならではの、ライブの楽しみ方

阿弥陀しずく
一度だけKAT-TUNのライブに行ったことがあるんですけど、アンコールで
巨大な海賊船が出てきて…。「なぜ、いま(アンコールで)それを出す!?
もったいない!! 最初から出せよ!」
とツッコミました(笑)。


ひうらさとる
演出へのダメ出ししたくなりますね~。

阿弥陀しずく
終わったあとのツッコミ大会が盛り上がるんですよね。髪型とか…。
「まだ正しい髪型が見つからない」っていう会議が始まったり(笑)。
けっこう周りにいろんなグループのファンがいるので…。
嵐の大野くんの髪型とか、V6の岡田くんのノースリーブ衣裳とか、よく話題に
上がりましたね(笑)。最近はTOKIO山口くんですけど、ノースリーブといえば
昔は私たちにとっては岡田くんでした(笑)。


ひうらさとる
『からっぽダンス』でミュージカルに行くシーンがありましたけど、「靴の裏が
見えた」っていう久我さんの感想が秀逸で! 舞台に行った感想としてはすごく
正しいと思って(笑)。ピッカピカの衣裳に包まれているのに、かすかに
汚れてる靴の裏を見ると、なんだか人間味を感じるんですよ!

後輩のタマに、久我さんがミュージカルのストーリー説明をするところで、
「けっこー気になるだろ?」って言うところも、「わかるわかる!」って感じでした。
ジャニーズの舞台は「なぜそうなる!!!!」ってツッコミたくなる、
愛せる展開が満載なんですよね(笑)。


からっぽダンス

『からっぽダンス』2巻 P.124より

阿弥陀しずく
なぜかニューヨークまで船で行く、とか…。
密航なのか!?とか笑ってて(笑)。
まだそのころ少年だったHey! Say! JUMPの藪くんが、「行ってらっしゃい!」
って船を見送ってたんですが、マンハッタンが見えてきたら、なぜかボーイソプラノの
美声で「ニュ~~~ヨォォォ~~~ク」って出迎えてくれて(笑)。
「えっ、藪くんだけ飛行機!? セレブなのかな!?」って盛り上がりました。


恋愛とアイドル追っかけの悩ましい関係

――どちらの作品も、恋愛とアイドルの間で揺れ動く登場人物が描かれますね。

阿弥陀しずく
自分も含め、周りのジャニオタ女子を見ていると、恋愛が犠牲になってしまった
話はありましたね。ちょっといい感じの人がいても、「ごめん7時までに
帰らなきゃ…!
(好きなアイドルの出演作や音楽番組をリアルタイムで
見たいため)」っていうジャニオタの壁を越えられなかった、とか。
そして、そういう恋はそのまま立ち消えるんですよ。


ひうらさとる
一緒にいても、上の空になっちゃったりしますねえ。ハマったばかりのころ、
ハマったことを言えなくて…。何か事件が起こったりすると、携帯にオタク仲間から
ひっきりなしにメールが入るので、それを必死に見ながら、上の空なんですよね。
隠してるの、すごくツラかったです。生活におけるアイドルの比重が大きいので…。


阿弥陀しずく
ジャニオタではないんですけど、オタクで既婚の友人がダンナさんと話し合いになって、
「ごめんなさい。あなたの妻はオタクです」って言ったという話が
すごく印象的でした。疑われたらしいんですよね、急に日曜日ごとに出かけたり(笑)。
ダンナさんは「浮気じゃないならよかった」って、不問だったらしいんですが。


ひうらさとる
ダンナさん優しい!! 昨日飛行機で、うしろにいたKinkiファンの2人組の話が聞こえて
きたんですが、そのうちの一人が結婚しているらしく「ダンナが気持ちよく送り出して
くれないんだよ…」って愚痴ってて…。「何ヵ月も前から、『行くからね』って
念押しして、不在の間の2日分の家事もそこそこしてきたのに『夕方のライブなのに、
そんな朝早くから行くの?』
って言われたの」って。


阿弥陀しずく
キビシイなぁ~~。
ホントは普段の私も、オタクの私も「自分自身」だから、「生活を犠牲にする」っていう
表現が私は嫌で。でも私は恋愛するとしたら、相手のことだけ見ていないと嫌なんです。
だからといって、「ジャニオタ辞める!」って宣言して辞めるのも違うなあと思っていて…。
それは自分の心のままだから。どうしてもどっちかが大事になったらしょうがないじゃない、
と思うんです。

リアルな恋愛は相手がいることだから、心移りした場合は傷つけてしまうけど、
アイドルは私が何していようが傷つかないのがいいんです(笑)。
私が「最近あなたのこと見られてません」って言っても1ミリも傷つかない人たちだから、
って考えたりはしますね。もちろん、面と向かったら絶対そんなこと言えないですけど(笑)。


からっぽダンス

『からっぽダンス』2巻 P.85より

ひうらさとる
あとアイドルは、少し離れてもまた戻れるのがいいですよね。生活が忙しくなって、
少しご無沙汰な期間ができたりとか。


阿弥陀しずく
すごく忙しい時期に、どんどん溜まっていく録画を消化できなくなり、録るのも
やめたんですね。そうしたら、すごい楽になって…。でも、心に余裕ができだすと、
またそっと始めだすんですよね(笑)。録ってなかった間を惜しいなと思わなくもないけど、
いちばん大事なのは「今」だから。最新の彼らが一番大事。過去は過去って
割り切って…。そうしないと長続きしないかなって。


――いつも完璧に追いかけようとすると、疲れますよね。

阿弥陀しずく
彼がいたら、彼氏に対して申し訳ないから優先したいと思っているんです。
それでもアイドルに気持ちがいくってことは、比重的にアイドルになっちゃってるので、
諦めるしかないんです。どちらも妥協して繋ぎとめようとするのは潔くない気がして…。
どちらかに割り切っちゃうタイプなんですよ。


――結果、アイドルを捨ててまで一緒にいられるほど好きな相手じゃない、って
ことなんですね。


ひうらさとる
それで相手への気持ちをはかるんですね。重しのように(笑)。

阿弥陀しずく
普通の人はそんなもの背負ってないのに…(笑)。

ひうらさとる
重い十字架をね(笑)。
アイドルにハマる前は、映画で描かれるような「恋愛至上主義」みたいな、激しい恋の
感情って理解できなかったんですけど、初めてハマった年ってそういう感じでした(笑)。
「いまを生きなきゃ…!」みたいな気持ちになって、お金も積みまくるし…。


――生身の男性に感じたことのない気持ちを抱いたんですね…!

非オタの友達との付き合い方

――オタクじゃない友達との付き合い方はいかがでしょうか。

阿弥陀しずく
オタクじゃない友達ともご飯行ったりしますけど、ネタを提供するみたいな感じに
なってしまうんですよね。萌えを話すというより、「笑ってくれていいよ!」みたいな。


――何が好きだったら「話そうぜ」ってなりますか?

阿弥陀しずく
…同担のほうが緊張が走りませんか? 全然違う見方をしていたら紛争が勃発しかねない…。

ひうらさとる
たしかに(笑)。私は好きなアイドルのことをかわいがってけなしたい派なんですけど、
そこが合わないとツライですねぇ。崇拝系の人もいるので。


阿弥陀しずく
いいところも悪いところも込みで好きだから、ちょっとダメと思うところも笑顔で
見てたいんです。

非の打ち所がない存在として見ている人とは、わかり合えないかもしれませんね。


――愛し方は人それぞれですね。

『ホタルノヒカリSP』&『からっぽダンス』のヒロインの共通点は?

ひうらさとる
テンションが高いオタクではなく、でも心のなかではフツフツと…低温調理みたいな
ところは似てます
よね!


阿弥陀しずく
急に火がつくこともできる、っていう。

ひうらさとる
あと、二人とも基本的にマジメですよね。恋愛に対しても…。お互い、同じ世界に
いたら友達になれそうなタイプ。

大和と久我さんも似てますよね!


阿弥陀しずく
理解しようとしてくれるところとか…。

ひうらさとる
マジメすぎて空回りしているところとか…(笑)。
翠ちゃんはヒカリより大人じゃないですか。恋愛経験もあるし、彼をリードしている
感じがありますよね。


阿弥陀しずく
オタ会に参加してる大和さんを見て、本当に頑張り屋だなあって…。
何も言えないですよね、あの空間では…ただ観察するのみ(笑)。


ひうらさとる
その点、久我さんはあの場にいても平気というか…心折れなさそう。

阿弥陀しずく
折れないけど、ちょっとやつれると思います(笑)。
ちょっと痩せた?みたいな。


ひうらさとる
あのカラオケのシーンの参考に(という名目で)、2回ぐらいKAT-TUNのDVD鑑賞会を
したんです。


阿弥陀しずく
臨場感もですけど、緊張感がありました。大和さんに対して、「いやいや、余計なこと
言うなよ! 黙って…黙って…」って気持ちで読んでいました(笑)。

私があの場にいるオタクでも、黙って!って言っちゃうと思います。


ホタルノヒカリSP

『ホタルノヒカリSP』5巻 P.113より

アイドルオタクの描き方とは?

――ドルオタ女子を描くにあたって気をつけたことはありますか?

阿弥陀しずく
私は絶対にジャニオタを笑い者にしないようにしよう、って思ってました。
だから、主人公のテンションも低いし、こういう普通の子もいるんだよって。
異文化だから笑えるのはいいけど、オタクだから笑えるっていうのはナシにしようと。


ひうらさとる
私もそれは同じですね。今までのオタクの描かれ方と違った描き方をしたいなって。
見ていると、普通のOLさんみたいな子が多いし…。集まるとワイワイしますけど。
ジャニオタの子ってみんな、仕事ができるんですよね。なぜなら時間配分をしっかりして、
オタ活のために仕事を終わらせないといけないから。


阿弥陀しずく
定時で終わらせないといけないし、ツアーのために休みを勝ち取らなければいけないし。
宿やチケット手配の手際もいいですよね!


――好きなもののためなら、自分を2倍速にも4倍速にもできるんですね!

ホタルノヒカリSP

『ホタルノヒカリSP』1巻 P.29より

ひうらさとる
究極の「ワーク・ライフ・バランス」ですよ(笑)!

――実際にもらった感想で嬉しかったものはありますか?

阿弥陀しずく
ジャニオタの人が笑えたなら、ちゃんと描けてたかなと思いますね。不快に思わせずに
その世界を描けたということになるので…。実際のジャニオタの人たちの感想が
あったから、続けられたなっていうのもありますし。


ひうらさとる
オタクの人たちは、ちゃんとコミックスを買ってくださるんですよね。
「購買が応援になる」ってことをわかってるんです。雑誌で全話読んでても、
あとがきが読みたいってわざわざ買ってくれたり。


アイドルのスキャンダルについて

ひうらさとる
アイドルの恋愛スキャンダルは、人間味があって逆にうれしいんですよね。

阿弥陀しずく
恋とはまったくの別物なので、熱愛があろうと結婚があろうと、心は動かないです。
「おめでとう」って思いますし。ダメな人はダメですよね。若いファンのほうが
そうかもしれませんね。


ホタルノヒカリSP

『ホタルノヒカリSP』3巻 P.119より

――先日のV6の長野くんの結婚報道では、ネットでは肯定的なコメントを
多く見かけましたが…。


阿弥陀しずく
ショックだった人もいると思いますけど、ネットだと人から見える部分なので、
理性のあるコメントが出やすいのかなぁ。


ひうらさとる
今後またアイドルオタクの漫画を描かれるご予定はあるんですか?

阿弥陀しずく
今回のキャラクターを引き継いだ作品ができたらいいなと思ってます。

ひうらさとる
私も次はホタルがメインのお話を考えてます。なのでオタクのヒカリも脇にいる、
っていう感じですね。


阿弥陀しずく
脇にいるぐらいのほうが、オタク的な面白い小ネタが使えていいんですよね。
私はアイドルで人生変わったので、どんな作品を描いてもどこかにその要素は
入ってきてしまう気がします。


――最後に、お二人の人生にとってのアイドルってなんでしょうか?

阿弥陀しずく
アイドルはほかに替えがきかない存在ですね。
必死にオタ活をしていないときでも、アイドルがどこかで存在してくれているのが、
私にとってとても嬉しいことなんですね。私とは関係なく生きている人を好きで
いられるって、なかなかないことじゃないですか。それを許してくれるアイドルって
偉大です。
…普通イヤじゃないですか。知らない人に根掘り葉掘り調べられて、
一挙一動見られるのって(笑)。


ひうらさとる
階層が違うところに生きているけど、私たちのことを元気づけてくれて…
そこに星みたいに存在して照らしてくれていることで、私たちは上を見て歩いていける。
星は、そんなことも知らずに光ってるんですけどね。尊いなあ~って…。


阿弥陀しずく
本当に尊い! 有り難いなあって思う…。
この瞬間もどこかで生きてるんだなって思いますね。


からっぽダンス

『からっぽダンス』2巻 P.126より

――ありがとうございました!

対談を読んでくださった方1名に
阿弥陀しずく×ひうらさとるの
合同描き下ろしスペシャルサイン色紙をプレゼント!!


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『からっぽダンス』は尚也、『ホタルノヒカリSP』はニーヤという
各作品のアイドルのイラストが描かれた、
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どしどしご応募ください!!

あなたが好きなアイドルやグループ名を書いて送ってくださいね!

応募先:
〒112-8001
東京都文京区音羽2-12-21 講談社Kiss編集部
「ドルオタ対談色紙プレゼント」係

締切:
2017年1月31日(火)当日消印有効

『ホタルノヒカリSP』5巻&『からっぽダンス』全4巻は好評発売中!!
ぜひご覧ください♥


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