Kiss公式サイト

─読むと恋をする─

39
結果発表!
2019年はKiss WAVE出身の作家さん達が、『Kiss』や『ハツキス』で
新たに連載を持ち、ご活躍なさった一年になりました!
Kiss WAVEはデビューをゴールとせず、その先を見据えたサポートを
2020年も継続していきますので、ご投稿お待ちしております!

近田さんの中抜け

川松栞

35歳(三重県・33P)

作品あらすじ

クライアントの無茶ぶりで、仕事がテンパってきたけど、うまく同僚に頼ることができないえりか。多忙のピークでコンタクトレンズがダメになってしまい、視界がはっきりしない中、泣く泣く仕事を抜けて眼鏡を買いにいくことに。そこで中学の同級生・有美(ゆみ)と久々に再会し、眼鏡店までつき合ってもらううちに、昔の話になって…。

講 評

眼鏡を新調して視界がクリアになると同時に、主人公の抱えていた問題にも解決の兆しが見えるという、象徴的なシーンが非常に効果的でした。何でも自分で抱え込みがちだった主人公が少し他人を頼れるようになるという、ともすれば凡庸なテーマを、情緒的な説得力をもって読ませてくれました。この上でさらに、読者を強く惹きつける力をつけてほしいです。淡白な絵柄なので、もう少し話やキャラクターに毒っ気をもたせたり、単なるいい話で終わらないような世界の広がりを物語の最後に予感させたり、もっと外連味を意識してもいいかもしれません。

コミックDAYSで無料公開中! 作品のご感想をお聞かせください!!

はじめまして、私

さとうさとし

28歳(神奈川県・36P)

作品あらすじ

アイドルグループ「mellow」のメンバー・是永(これなが)れいは、軽い気持ちでアイドルになってみただけでやる気はまるでなかった。でも、新しくきたイケメンマネージャー・青木(あおき)の、真っ直ぐな熱心さに触れるうちに、アイドル活動に真面目に取り組むようになる。そしてれいの中には、青木に対する想いが芽生え始めて…。

講 評

絵に華があり、そこでまず読者の目を引くことができると思います。物語も丁寧に作られていて、最後まで読ませる力がありました。ただ、少し引いた視点から描いているような作風も相まって、人物の内面に強くは踏み込めていない印象です。設定の面白さにとどまらず、人物の関係性が変化するようなドラマも描いてみてください。

透明人間の恋

筒井いよ

35歳(愛知県・36P)

作品あらすじ

中学時代に嘘の告白でからかわれて以来、誰かを好きになることもないまま23歳になった主人公。「透明人間」の自分を受け入れていたが、ある日電車内でトラブルに巻き込まれたところを、通りすがりの男性に救われた。彼に恩返しをしたいと、同僚の寺坂(てらさか)さんとともに彼を捜していたところ、偶然彼を見つけることができたのだが…。

講 評

丁寧な絵とセリフで、人物の気持ちを細やかに描いている作品でした。特にセリフには作者ならではの個性をそこかしこに感じられ、主人公の想いを十全にくみ取ることができました。ただ、そのセリフですべての心情を説明してしまっている点は気になります。もう少し感情を絵などで表現するシーンがあってもよかったかもしれません。

私の右手が出る前に

狙井

21歳(北海道・22P)

作品あらすじ

売れない芸人であることを隠しながらスーパーでアルバイトしている上野(うえの)は、同僚の天然ボケ男子・天笠(あまがさ)のことが気になっている。いつも予測不能のボケを見せてくる天笠に、思わずツッコミたくなるが、なんとか堪えている毎日。そんなある日、天笠と二人で買い出しにいくことになり、キュートにボケまくる彼を見た上野はついに…。

講 評

オチがしっかりと訊いている、展開・構成がきちんとできていて面白く読める話でした。こういった作品は、男性の魅力をしっかり伝えるために絵が非常に重要になってくるのですが、そこはまだ技術不足の面があります。まずは画力をより向上させて、その上で自分の描きたいものをしっかりと見極めて描かれるとよいと思います。


コミックDAYSでは、
過去のTOP賞作品を無料で公開中!!

コミックDAYSで過去のTOP賞を読む

過去の選評はこちら


第41回(1月15日消印有効)審査員:川端志季さん
応募のきまり─募集要項─

シェアする